6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 22:20:14.49 ID:6kFopQTWO
「そっか、僕のせいかぁ」
「です。……だから、プロデューサーさんには責任を取ってもらわないといけません」
「責任?」
「はいっ」
「責任かぁ……それは、どんな?」
「それは、えっと……うぅん。例えば、私を絶対に捨てたりしないことーみたいな。そういう、こと? とかー」
「そういうことかー。……それなら大丈夫かな。愛梨を捨てる気なんて、そんなもの無いし」
「本当ですかっ?」
「もちろん。愛梨は大切なアイドルだからね」
「……むー」
「うん?」
「それじゃあ駄目です。やです。ちょっと、足りません」
「足りない?」
「足りません。……大切なアイドル、ってそれは嬉しいです。……でも違います。私はアイドルですけど……でも、プロデューサーさんの、アイドルなんです」
「? まぁ、それはそうだけど」
「むーっ」
「そんな、顔をぐりぐり押し付けられても……」
「……私はプロデューサーさんのアイドルで、プロデューサーさんは私のプロデューサーさんなんですー……」
「……もう」
「んっ」
「大丈夫?」
「はい。……気持ちいいです。ぎゅーって、強く、されるの」
「なら良かった。……まぁ、なんていうのかな。愛梨は僕の愛梨だし、僕は愛梨の僕だよ。愛梨が、そう許してくれてる限りはね」
「……えへへ」
「そもそも、こんなふうにすること自体、特別じゃないとしないわけだしさ」
「そうですね。……こうして抱き締めてくれたり、甘えさせてくれて。私を受け入れてくれて。……でも」
19Res/19.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。