過去ログ - ガヴリール「救いたくて、救われて」
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18: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:08:39.63 ID:hgrN9pe4o


 いくら天使の願いとはいえ、そんな願いが叶うはずもなく。

ヴィーネ「わぁ……」
以下略



19: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:09:23.52 ID:hgrN9pe4o
ヴィーネ「私ね、うれしかった」

ヴィーネ「ガヴが私のためにこんなにしてくれて」

ガヴリール「私は何もしてないよ」
以下略



20: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:09:50.33 ID:hgrN9pe4o
ガヴリール「ヴィーネと出会ったばかりの頃の、ちゃんとした私だったら」

ガヴリール「ちゃんとヴィーネを救ってやれたんじゃないかって」

ガヴリール「昨日からずっと、ずっと後悔してた」
以下略



21: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:10:22.50 ID:hgrN9pe4o
ヴィーネ「下界に来てから映画をいっぱい見たんだ」

ヴィーネ「特に恋愛ものとファンタジーが好きでね」

ヴィーネ「恋愛ものの映画ではさ」
以下略



22: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:10:49.78 ID:hgrN9pe4o
 ああ、ずっとその言葉を聞きたかったんだ。
 
ヴィーネ「最後に、悪魔らしいことをしていいかな」

ガヴリール「ああ、なんでもしてくれ」
以下略



23: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:11:45.79 ID:hgrN9pe4o
ヴィーネ「じゃあ一つ目、ちゃんと学校に行ってね」

ヴィーネ「私の分も、楽しんで」

ガヴリール「……ああ」ポロリ
以下略



24: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:12:21.98 ID:hgrN9pe4o

 ヴィーネを救おうと思った。
 救われたのは私だった。
 救われるのは今の私、そしてこれからの私。

以下略



25: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:12:48.80 ID:hgrN9pe4o
ガヴリール「立派な天使になるといっても今の自分を否定する気はないし」

ガヴリール「せめて最後の言いつけくらいは守り続けるよ」

ラフィエル「その心意気、ご立派です」
以下略



26: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:13:22.71 ID:hgrN9pe4o
◆ 数十年後

 一体どれだけの月日を、この深い闇で過ごしたのだろう。
 天に召されるその日が間近に迫っていることが、もう指一本動かすことの出来なくなった肉体が物語っていた。
 目を開けていても、目の前はただ暗闇で一筋の光すら射さない。
以下略



27: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:13:57.87 ID:hgrN9pe4o
 ──光が、見えた。
 ──差し出す手が、触れた。

ガヴリール「ヴィーネ、ずっとずっと、お疲れ様」

以下略



28: ◆aDRXZRX9R2
2017/03/19(日) 16:15:43.72 ID:hgrN9pe4o
初めて地の文入れてみたので勝手がわからなかったけれど不快感とか無かったら幸いです


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