過去ログ - 上条「安価で」 舞夏「命ずる」 ルチア「その命、神に返しなさい!」
↓
1-
覧
板
20
967
:
名無しNIPPER
2017/04/06(木) 22:46:00.82 ID:VcevlkfY0
あなたと一緒にいれるなら・・・。
あなたのためなら、死んでもいい。
あなたのためなら、壁になってもいい。
あなたのために出来ることならなんでもする。
だからお願い・・・私のそばにいて。
〜06〜 『あなたのためなら死んでもいい』
加西真美子(女子07番)と中村次郎(男子08番)は、灯台の中で座っていた。
手をつなぎながら。
この2人は、2年2組の中でも一番のカップルだった。
帰るときも一緒。登校するときも一緒。
ほとんど離れることはなかった。
そんな2人が、世にも最悪な殺人ゲームに選ばれるなんて、皮肉なものだ。
「・・・真美子。」
「何?」
「俺・・・このゲームに乗ろうと思う。」
真美子は、ゆっくりと次郎の方を向いた。
「真美子。一緒に戦おう。戦って、2人で一緒に帰ろう。」
「・・・でも、もし2人だけになったら、私・・・。」
そのときはそのときだ、と次郎が真剣な目つきで言った。
「何か方法を見つけよう。・・・真美子、武器はなんだったんだ?」
真美子は、支給されたディパックを開けると、ごわごわした服が入っていた。
説明書が入っていた。
『防弾チョッキ。これを着れば、大抵弾を貫通しません。』
「防弾チョッキか。着とけ。」
だが、真美子は首を振った。
「あなたが着て。私は、大丈夫だから・・・。」
「・・・だめだ。いいから着ろ。」
「うん・・・。」
真美子は、しぶしぶ頷いた。
真美子が着ている間、次郎は自分の武器を確かめた。
・・・銃だった。
確か、サブマシンガンという銃の種類だったと思う。
「・・・これならいける。」
「着たよ。」
真美子がにこっと笑った。
「じゃあ、出発するか。」
「・・・ゲーム開始だ。」
【残り40人】
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/416.78 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「安価で」 舞夏「命ずる」 ルチア「その命、神に返しなさい!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1489915109/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice