6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/20(月) 20:05:10.21 ID:MgFaGPwuO
(……うん)
それを聞いて。ちゃんと聞いて、その寝言を装った呟きに「凛?」とプロデューサーが反応してくれたのを確かめて、それから続き。
不自然にならないよう……ゆっくり、ゆったり、緩い動きで寝返って。それまで横へ寝ていた身体を仰向けに。髪から滑って唇のすぐ傍、頬の辺りへ触れる場所を移したプロデューサーの手の温もりに心地よさを感じながら……上から覗き込むプロデューサーに、私の顔を余さずしっかり見えてもらえるよう仰向けになって。
それから続き。心の中で、これからまた騒がしくなっちゃうんだろうことを一度謝ってから、続きの言葉を口に出す。
「……まだ、子供……だけ、ど……」
「でも……わ、たし……もうちょっとで、大人……だから……」
「……プロデューサーと……結婚、できる……から……」
ちゅっ、とキス。
真上を向かせていた顔を少し横へ傾けて。頬へ触れていたプロデューサーの手を、もう一度滑らせて。――そうしてそれを、その指を、私の唇まで導いて。
始めのときと同じ。後にざわめきを待たせた一瞬の静けさを全身に感じながら、キスをする。
ちゅっ、と。そして更に深く迎え入れて、はむはむと。咥えて、甘噛んで、何度も何度もキスを降らす。
「……大好きだよ。……私の、プロデューサー……」
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