過去ログ - 美城専務「君に仕事を頼みたい」きらり「にょわ?」
1- 20
4: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/03/21(火) 03:40:59.81 ID:vaRfIaWv0
美城「先ほど言った通り、ファッションショーは宣伝としては全く割に合わない、デザイナーのプライドの発現の場だ。商売ではないからこそ、クオリティを追求する。そして、創り出した作品を最も美しく見せるためのモデルを躍起になって探し求める。その眼鏡にかなうのは簡単なことではないぞ、背丈というのはどれだけ望んでも、努力しても決して手に入らないものだからな。君の長い手足は大いなる武器だ。天から与えられた才能だ。私としては是非とも引き受けたいと思っている」

きらり「そ、そんなふうに言われると恥ずかしいにぃ☆」

美城「……ただし、私から君に、ひとつ条件をつけたい」

きらり「じょーけん?」

美城「言葉遣いを改めてほしい」

きらり「!!」

美城「君のアイドルとしての活動は武内君に一任している。今更口出しする気はない。が、この仕事は彼ではなく私に依頼されたものだ。君の行動・言動の責任は私が全面的に担うことになる。コムナ・ヴァイダンは日本でも屈指のハイブランドだ、自然と立場の高い人間と関わることも多いだろう。ならば君の口調の矯正は必須だと思っている」

きらり「…………」

美城「……君が現在、その特徴的な言葉遣いを含めて世間に認知され、人気を集めていることは知っている。だが、この仕事にはそれを差し置いてでも手を伸ばす価値があると私は思っている。……受けてくれるか?」

きらり「きらりは……」

美城「…………」

きらり「…………」

美城「……すぐに答えは出さなくていい、一度持ち帰ってゆっくり考えたまえ。それから、気が進まないのであれば断ってくれても一向に構わないし、その場合でも君に不利益になるようなことはない。これまでと変わらずアイドル活動を続けていけると、私が保証しよう」

きらり「……はい」

美城「…………」

きらり「失礼……しました」



美城「――ああ、少し待ちたまえ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
39Res/34.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice