過去ログ - 【艦これ】北方のとある鎮守府の話
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185:名無しNIPPER[sage]
2017/04/04(火) 18:23:06.19 ID:uOTct7baO
大和「本当、に・・・?」
鳳翔「ええ」
提督「・・・よく知ってたね」
鳳翔「伊達に長く生きていませんよ」クスッ
サッ
鳳翔「・・・当時の鎮守府の提督はとても良い方でした。国の為に、多くの戦果をあげようといつも必死で・・・」
鳳翔「艦娘に対しても、ごく普通に接してくださって、不満を言う人は、ほとんどいなかったように思います」
提督「ん・・・」チラ
鳳翔「ですが・・・そう、だからなのかもしれませんね・・・あの方は、大本営からの指示に反発して、より強い艦娘や装備を渇望するようになっていきました」
鳳翔「内心で、好転しない現状に対する焦りもあったと思います。それに・・・こう言うのもなんですが、戦果を十分にあげているとは、言い難い状態でしたから」
鳳翔「・・・大和さんが来られたのは、それからしばらく後のことでした。当時、提督は大和型戦艦が着任したことを、とても喜んでいらっしゃいました」
鳳翔「そして、大和さんを艦隊の主力として運用する為に、より強力な装備を製作されました。艤装を新しくし、より制度と安定性を増した主砲や副砲を乗せ、観測機も最新の物を導入されました」
提督「ふぅん・・・」
鳳翔「・・・ですが、大和さんを十分に生かすためには、余りにも多くの資材が必要でした。それこそ、他の戦艦を遥かに凌ぐほどに」
鳳翔「加えて、その時期辺りから、敵勢力に強力な航空母艦が多く見られるようになってきました。それらに対抗するには、より多くの空母を前線に派遣しなくてはならず、結果として鎮守府は戦艦を利用する上で、コストの面を重視せざるを得なくなっていったんです」
提督「ああ・・・なるほど。それで・・・」
鳳翔「・・・はい」
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