過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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117:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:19:58.79 ID:ha7ZcpN9o
海未(同い年くらいの友人だというのに、曜は千歌を庇護しようという意識が強すぎるような印象を受けました。その庇護が千歌の成長を妨げている…そんな印象も)


…と、ピシャリ。
自分の頬を叩いて思考を追い払う。
ちゃんと会話をしたわけでもないのに勘繰りと憶測、それは海未にとっての美徳ではない。

ただそれでも、脳裏に印象が残っている。
明るく朗らかで人当たりの良い曜。
しかし落下の最中、彼女の目は一切の恐怖を映していなかった。
それはひどく破滅的。明るく見える彼女の本質は、千歌以外にまるで関心を抱いていないような、自分の命にさえ無関心であるような…


海未「ああ、もう。一人旅というのは余計なことを考えてしまう癖がついていけませんね。穂乃果やことりが隣で騒がしくしてくれていれば…」


去来する寂しさに小さく嘆息を一つ。
自分だけではない、ジュナイパーもことりに会いたいだろう。
もう海未のことを主人として認め、懐いてくれているが、それでもあれだけ慕っていたことりが恋しい時もあるに違いない。
何より自分がことりと会いたくて、穂乃果と三人で笑いあいたくて…


海未(だから私は『洗頭』を許さない。必ずイーブイを取り戻してみせましょう。たとえ…この手を血に染めたとしても)


闇を刻み込まれたのはことりだけではない。
海未もまた手段を選ばぬ暗殺者との殺し合いに、心の箍を一つ外されてしまっている。

「必ず」と小さな呟き。
海未は踵を返し、キルリアの治療のためにポケモンセンターへと足を向けるのだった。



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