152:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:37:32.75 ID:ha7ZcpN9o
…
穂乃果「………うん……うん。大丈夫、迷惑なんて何一つないよ。心配しないで待ってて。ルビィちゃんは必ず助けるから!!」
断固と言い切り、電話をしまう。
通話相手は黒澤ダイヤ。姉の思い、微かな望みは繋がった。
安請け合いではない、ルビィ、花丸、善子は穂乃果の一つ下。
こう見えて存外に姉気質な穂乃果が、年下三人のピンチを聞いて黙っているはずもない!
今にも泣き崩れそうな声のダイヤを慰めた勢いのまま、力強く前を見る。
ルビィを助けるために越えなくてはならない障害は確とした悪意の形状、嘲笑として面前に立っている。
あんじゅ「くすくす…電話しながら指先でリザードへ指示だなんて。成長したものね?」
穂乃果「今、出す技は一つだから。コラッタもズバットもスピアーも集団、なら“はじけるほのお”を撃ち込む場所だけ教えてあげれば!」
リザードの技“はじけるほのお”は直撃後の拡散がその本領。周りへと盛大に火の粉を浴びせかけ、ダメージをばらまいてみせる。
普段の戦闘では示威程度のその拡散も、ルール無用でこれだけ展開してくるアライズ団が相手ならば効力はマシマシ、数匹に無視できない痛手を負わせて打ち払う。
その射出タイミングとポイントを、的確に指示してみせたのだ。
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