164:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:43:59.59 ID:ha7ZcpN9o
チッチッチ、まるっとしたフォルムのピッピの十八番、“ゆびをふる”。
それはありとあらゆる技からランダムに一種の何かを繰り出す秘技であり、運が良ければ大物食いを成すかもしれない技!
善子「おおお!!」
花丸「その手があったずらぁ!!」
理亞「チィッ…!」
理亞は慌てて飛び下がり、聖良は冷静に状況を見つめ…
善子が口を半開き、花丸はぐっと体に力を込めて見つめていて…
ルビィは首を傾げる。
ルビィ「あれ…ピッピ?」
『ピッピ!」
ルビィ「もう技、出したの?」
花丸「あ、ピッピ…心なしか縮んでるような」
理亞「……“ちいさくなる”?」
善子「も、もっといい技引きなさいよぉぉぉぉ!!!!」
ルビィ「ううぅ…!?」
聖良「ヨノワール、“ほのおのパンチ”」
聖良が冷静に下す指示、火炎をまとったヨノワールの拳が壁に穴を穿つ。
ピッピは辛うじてそれを避けた、しかしレントラーが続けて迫る!
花丸「つ、ツボツボ!ピッピを庇ってあげて!」
善子「ヤミカラス!“フェザーダンス”ぅ!」
ルビィ「ぴ、ピッピぃ…“リフレクター”!」
物理を和らげる防壁が形成され、攻撃の勢いを削ぐ黒羽が舞い、ツボツボの頑強な殻がレントラーの牙を受ける。
戦闘用に育ててこそいないが、なんだかんだと実力者の家族。
技マシンやらなにやらで補強され、レベルの割に芸達者なポケモンたちなのだ。
そんな三人組の遅々とした遅延戦術に、理亞は苛立ちを隠せずに舌を打つ。
理亞「姉さま、この子たち…なまらイラつく…!」
聖良「落ち着いて理亞。シンオウ弁が出てるわ」
理亞「…ッ?!……こいつら、泣かす…!」
ルビィ「る、ルビィたちは何もしてないのに…!」
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