171:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:48:16.09 ID:ha7ZcpN9o
千歌「エテボース!そのままダブルアタック!」
『ウキキャッ!!』
あんじゅ「立体軌道で翻弄、スピアーを叩き落とす。一撃の威力を見るに、特性は“テクニシャン”かしら?思ったよりはやるものねぇ」
千歌「“いやなおと”で脅かして、“スピードスター”だぁ!」
異音による牽制、星型のエネルギーをショットガンめいて射出!
芸達者なエテボースは千歌の指示をきっちりと再現し、さらに二匹のスピアーを打ち払ってビークインへと迫る。
『キキィッ!』
千歌(さっきの“いやなおと”でビークインは苛立ってるよ。それは防御がゆるくなってるってことで、今なら…!)
千歌「エテボース!もう一回“ダブルアタック”で行っちゃえ!」
『エェ…テェッ!!!』
あんじゅ「それは受けたくないわねぇ。ビークイン、“ぼうぎょしれい”」
間近へと迫ったエテボースの突撃、猿の身軽さを活かして空中に身を捻り、二本の尾を平手打ちの要領で叩きつけるダブルアタックでビークインを狙っていく!
だがあんじゅはまるで動じた様子もなく指示を。と、新たな兵隊蜂が飛来して女王を守る盾となる。
二匹のスピアーを落とし、しかしビークインは無傷。
千歌「ああっ、またスピアーが飛んできたぁ!」
あんじゅ「“シザークロス”」
千歌「へっ…?」
渾身の二撃を放ったエテボースの高速移動は一旦留まり、すとんと床に足を付ける。
直後、人間の子供ほどの大きさ、エテボースの体が空を舞う。
そして薄暗く無機質な廊下の壁へ、痛烈に叩きつけられた!
エテボースの紫の毛並み、その下には血が滲んでいて、千歌を守るべく懸命に立ち上がろうとするも力なく崩れ落ちる。
状況を理解できない千歌はエテボースへと駆け寄り、抱きしめてボールに収めたところでようやく敵影を認識する。
エテボースを仕留めたのは頑強な対のツメ、岩鎧に包まれた体躯を誇るいわ・むしタイプポケモンのアーマルド!
ビークインは変わらずあんじゅの傍らに羽音を舞わせていて、千歌の口から思わず声が漏れる。
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