186:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:56:36.73 ID:ha7ZcpN9o
強くなりたいと願い、日々研鑽を積む数多くのトレーナーたちにしてみれば冗談にもならない話だ。
だけど、自衛というのはわかりやすくて強い動機の一つなのかもしれない、と真姫。
真姫「……ま、いいわ。穂乃果と海未、それに他の子たちが見当たらないわね」
梨子「そうみたいね…善子ちゃんたちと、千歌ちゃんと曜ちゃんもいない…」
真姫「……心配ね。撤退していった中にも倒れている連中の中にも幹部たちの姿がない。オハラタワー社屋の中にいるのかもしれない」
梨子「………千歌ちゃん、それと曜ちゃん。もしかしたらまずい事になってるかもしれない…」
真姫「なんだか含みのある言い方ね。いいわ、社員の人に協力を仰いで社屋の中を探しましょう。ジムリーダーたちにも声をかけて…」
梨子「………真姫ちゃん、他の人に話を通すのは任せてもいいかしら。私は先に行くわ」
真姫「先に?いいけど、社屋内の鍵も地図もないんじゃ探す効率が…」
梨子「ううん、大丈夫」
そう告げると、梨子はホールと通路を遮る壁に手をあてがう。
カイリキーを見上げ…
梨子「カイリキー、壁ドンよ」
『リキァッ!!!』
真姫「………ブチ抜いて行ったわね。滅茶苦茶じゃない」
呆れながらにその背を見送り、真姫は状況に考察を巡らせる。
アライズ団にオハラへ襲撃を掛ける目的があるとすれば小原鞠莉の殺害。
しかし、それすら陽動だとすれば…
鞠莉「地下の研究、本命はそっちね」
確信めいて呟き、真姫は協力を仰ぐべくジムリーダーたちへと駆け寄っていく。
978Res/1221.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。