256:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:38:33.98 ID:ha7ZcpN9o
海未はキルリアをボールから出し、生き残っているドラミドロが海未とことりを守る位置で立ちはだかる。
圧倒的劣勢!このまま攻勢を掛けられれば勝負どころか、命さえ危うい状況だ。
海未(せめて…せめてことりだけでも助ける方法は…!)
だが。
ツバサ「ガブリアス、ストップ」
ツバサは楽しげに笑んでガブリアスを制止する。
鮫竜は踵を返し、ツバサの傍らへと引き返していく。
バクバクと脈打つ心臓、抱きしめたことりの体からも同じように、荒い心音が伝わってくる。
耳元で吐息は乱れ、じとついた汗は自分の手汗かことりの冷や汗か、定かでない。
海未(一撃を躱し、床に倒れた姿勢…今攻撃をされていたら…!)
ことり(ことりも海未ちゃんも、確実に死んでた…)
ツバサ「……と、まあ、こんな感じ。賢いでしょ?このペラップ。
ボールの中でじーっと会話を聞いててね。私が指示した通りのセリフを同じ声で再生してくれるの」
悠然とツバサは歩み、そして台座に置かれたミュウツークローンのボールを手に取った。
ポン、と手慰みに放り上げて掴み、おもむろに腰のホルダーへと収めて笑う。
ツバサ「ミュウツークローン、この綺羅ツバサが頂いたわ」
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