26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:33:50.38 ID:ha7ZcpN9o
なんとなくだが波長が合う。
意気投合した二人は春の並木道、桜の木陰にしゃがみ込む。
木を軽く蹴って、ビードルが落ちてこないか確かめておくのも忘れずに。
千歌「はぁ。それにしても同い年…凹むよぉ〜」
穂乃果「へ、何が?」
千歌「私ね、幼馴染や友達にすごく強い子が多くて…同い年ぐらいの子と戦って勝てたことが一回もないんだ…」
ぴょんと跳ねた頭頂の毛が、こころなしかひょろりと落ち込んでいる。
はぁ〜と溜息を吐いた千歌に苦笑いを返し、穂乃果も同意に首を縦に振る。
穂乃果「わかるなぁ。私にも同い年の幼馴染が二人いるけど、二人ともすごい子なんだよね。
負けないぞ!って思ってるけど、本当に勝てるのかな、なんて時々考えちゃったり」
千歌「穂乃果ちゃんもなんだ…うん、私だけじゃないんだよね」
穂乃果「それにその子たちにまだ勝てなくたって、他のことをたくさん経験してからまた挑戦すればいいんだよ。私はさっき千歌ちゃんにギリギリ負けそうだったし」
千歌「え、でも穂乃果ちゃん、もう一匹持ってたよね?」
穂乃果「この子?さっき捕まえたばっかりのキャタピーなんだ。
弱ってるし、ヒトカゲがやられたらギブアップしようかなって思ってたよ、えへへ…」
千歌「そう、だったんだ。そうだよね…うん、私だってもっと頑張れるよね…!よぉし!」
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