264:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:43:18.82 ID:ha7ZcpN9o
「どきなさい!」とばかりドリフト気味に車を横付け、小柄な少女が運転席から現場へと降り立つ。
刑事スマイル、矢澤にこだ。
ともすれば小中学生に見られかねない幼い風貌も、その表情に宿った怒気で印象を塗り潰している。
今の彼女の顔は海千山千のベテラン捜査官めいていて、騒がしいマスコミ記者たちも思わず一瞬気圧される。
ちなみに免許は国際警察仕様、世界各国で使えるものを所持している。
にこ「ついにやらかしてくれたわね…洗頭!」
国際警察に所属するポケモン犯罪捜査のエキスパート。アライズ団を追い続けている現場指揮官の到着に、警官たちは一斉に気を引き締める。
降りしきる雨にまるで構わず歩くにこに若い警官が傘を差し、現場責任者と並んでツカツカと。
未だ戦火に揺れるタワーを見上げながら話し、状況の細部を手早く頭に入れていく。
にこ「じゃあ三幹部は逮捕できてないわけね」
「ええ、タワーから撤退してきた集団の中には姿を確認できていません。
優木あんじゅについては四天王の桜内氏から取り逃がしたとの報告を受けています」
にこ「綺羅ツバサの確保を最優先。アイツさえ潰せばアライズ団は殺せる!」
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