33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:37:13.63 ID:ha7ZcpN9o
振り向いたことりの目に留まったのは一人の少女。いや、女性と呼ぶべきか?
ことりより背の低いその女性は、強気で美しい顔、コートを羽織って凛とした佇まいだ。
年齢は不詳。
ことりよりも下のようにも上のようにも、あるいは世間の荒波に揉まれた凄味をも感じる。
その雰囲気を一言で言うならば“カリスマ”。
問いかけに対し、ことりは無防備に首を縦に振っていた。
ことり「そ、そうなんです。道がわからなくなっちゃって…あはは」
「そう。道案内してあげるから付いてきて?」
ことり「わぁ、ありがとうございます!」
女性だということ、自分より背が低いということ、何より醸し出すカリスマ、有無を言わせぬ雰囲気に、ことりは疑うことなく追従してしまう。
そして辿り着いたのは…廃ビルの一画。
ことり「ここ、は…?」
「自己紹介がまだだったわね。私の名前は綺羅ツバサ。大陸からやってきたチャイニーズマフィア、『洗頭(アライズ)』のリーダーよ」
ことり「マフィア…っ!?」
ツバサ「オトノキタウン出身者、南ことりさん。悪いけど、アナタのポケモン…いただくから」
同刻、人気のない工事現場。
英玲奈「抵抗しないでもらえると助かるんだが」
海未「…戯言を」
同刻、埠頭の倉庫街。
あんじゅ「人払いをしているのよ。つまりあなたは…完っ全に袋のネズミ!」
穂乃果「ふ、ふく?なんだかよくわかんないけど…私は負けない!」
三箇所同時、狙い澄ました急襲。
世界の闇が穂乃果たちへと牙を剥く。
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