36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:38:45.60 ID:ha7ZcpN9o
鳥に比べて優雅な印象の蝶の羽ばたき。しかし生じる風はまるで小規模な台風。
穂乃果とヒトカゲは風の壁に殴りつけられ、体がふわりと空に浮く。
飛び、転び、叩きつけられて擦れる頬。
ヒトカゲに刻まれたダメージはさらに重い!
穂乃果「っ、痛…口の中が切れて血が…それよりヒトカゲ!大丈夫!?」
『か、カゲッ…!』
穂乃果「よかった、まだ大丈夫だね…」
あんじゅ「当然、とっても手加減したもの。生きててくれないと捕まえられないでしょう?“ねむりごな”」
穂乃果(ねむりごな!あれは警戒しなきゃいけない技だけど、けっこう外れることも…)
『………かげ…』
穂乃果「うああっ、バッチリ吸っちゃってる!?」
あんじゅ「運良く回避を期待したかしら?でもムダよぉ、私のビビヨンの特性は“ふくがん”。複眼で捉えた相手を易々とは逃さない…」
穂乃果「ヒトカゲ!起きて、ヒトカゲ!」
あんじゅ「くすっ、呼びかけただけで起きるほどビビヨンの鱗粉は甘くない。そして同じだけの量を浴びれば…」
穂乃果「ヒトカ……っ!…これ、は…?」
あんじゅ「どうして人は眠らないと思ったのかしらぁ。
むしろ逆、ポケモンよりも耐性に劣る人間がたっぷりと浴びれば昏睡、限界量を超えれば廃人まっしぐら…」
穂乃果(…っ、息を吸っちゃ駄目だ!でも息を吸わずに、どうやって戦えば…!)
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