過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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396:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:23:46.43 ID:ha7ZcpN9o
募る焦燥、しかし深呼吸。
心配そうに振り向いたエンペルトににっこりと笑いかけ、少しでも頭を回せと肺いっぱいに酸素を取り込む。


ダイヤ(あのポケモン、使う技と威力から見るにおそらくはエスパータイプ。
ガラガラのゴースト技、“シャドーボーン”で一打を決めましたが…しかし揺るがず)


火力の高いガラガラの一打が強かに入り、間違いなくダメージを与えたはずだった。
しかし夜陰に紛れられ、再び姿を視認したその時には傷が治っていた。どうやら自己再生を使えるらしい。
ジムリーダーとして研鑽を積んだ超一流のトレーナー、そんなダイヤが圧倒されてしまっている。


ダイヤ(寄れば触腕、距離を離せば地面を覆すほどの念力。しかし幸い、再生を度外視すれば防御性能はそれほど高くないと見えますわ。隙を見て、一気呵成に……)


背後、眼光。


ダイヤ「っ!?」

『キュラロロロ…!』

ダイヤ「かはっ…!」


デオキシスの腕がダイヤの腹部を鋭く突き、細くしなやかなその体がサイコキネシスに抉られた地面をゴロゴロと転がっていく。
血痕が土を黒く染め、『ペルルッ!!』とエンペルトが狼狽の声を上げる。


狩猟者、デオキシスは手応えを確かめるかのように自身の腕を見つめる。
…が、しかしそこに血の跡はない。

全身を打ち付け、地面で擦った頭部からも血を流しながら、ダイヤは闘志を絶やさず立ち上がる。


ダイヤ「まだ…戦えますわよ…!」



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