418:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:36:09.66 ID:ha7ZcpN9o
…
千歌「ぎやああああ!!!!」
ルビィ「ぴぎゃあああ!!!!」
悲鳴を並べて息を切らし、千歌とルビィは山道を転がるように駆けていく。
背後からは当然のように追っ手、デオキシスの分身体が触手を躍らせながらの浮遊行。
どんなに逃げても逃げきれず、ふと振り返れば木陰に覗く影。
どうやら単純なスピードの問題だけではなく、テレポートを使える個体もいるようだ。
ルビィ「ううぅ…千歌ちゃん、このままじゃ…!」
千歌「うん、ず〜っとぴったり張り付いてきてる。こっちが山道で転んだりした瞬間を狙ってるよ…!」
ルビィ「ひぇ…」
非生物的な輝きを宿した目は今も後方、15メートルほどの距離を保ち続けている。
千歌もルビィも懸命に走っているのだが、人間の体力には限界がある。
山道ダッシュに激しい呼吸を続けた肺は握り潰されたみたいに痛んでいて、脚はガクガクと棒のよう。
迫る危機…ならば!
千歌とルビィは意を決して立ち止まる!
ルビィ「逃げててもダメ、だよね…!」
千歌「そうだね、やっつけるしかない!いくよルビィちゃん!」
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