421:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:38:18.11 ID:ha7ZcpN9o
千歌は指示を。
ラッキーは攻撃に削られた体力を取り戻すべく、お腹に抱えた栄養満点のタマゴを食べようと試みる。
これぞラッキーの十八番、“タマゴうみ”。
だがデオキシスは素早い挙動、腕を伸ばしてラッキーのタマゴを掠め取る。
千歌「あっ、このぉ…!泥棒!」
『キュィルルル…』
どうやらこの分身体は“よこどり”を習得しているようで、奪い取ったラッキーのタマゴを自身のコアへと押し当てる。
すると殻ごと、大振りなタマゴ一つがどるりと胸部のコアに吸い込まれた。
ルビィ「ぴぎぇっ!!?」
千歌「ぎぇぇ…ああやって物を食べるんだ…」
ルビィ「あの大きさのタマゴを丸呑みに…もしかして、その気になればルビィたちのことも…?」
千歌「……ぜ、絶対勝たなきゃ…!でも今がチャンス!」
ルビィ「うんっ、ピクシー!“アンコール”!」
千歌に助言されるよりも早く、ルビィはしっかりと自分の頭で次の手を固めている。
デオキシスの“よこどり”に応じ、すかさずピクシーへと伝える指示は“アンコール”!
ピクシーはすっとぼけた表情でパンパンと両手を叩き鳴らし、その音をデオキシスへと向ける。
それは単なる拍子ではなく、特殊なリズムのハンドクラップによる強暗示。
地球上の生物とは体組織を違えるデオキシスにも問題なく効果を発揮。
“同じ行動を繰り返さなくてはならない”という強迫観念を深層に植え付けている!
『キゥルルル…』
ルビィ「よ、よしっ…動き止められた…!」
その意にそぐわず体は動き、“よこどり”の対象を探すデオキシス。
回復のみならず補助効果をも強奪する特殊な技だが、しかし当然アンコールが決まった今、千歌とルビィがその手の技を出す理由はどこにもない。
見事に絡め手を決めたルビィ、ならば叩く役は千歌!
壁役のラッキーをボールへと戻し、入れ替えに新たなポケモンを展開している。
飛び出した新手は親子ポケモン、ノーマルタイプの強者、ガルーラ!
千歌「“おんがえし”だあっ!!!」
『ガルゥゥゥ!!!』
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