444:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:53:24.82 ID:ha7ZcpN9o
なんだかよくわからないが長めに待たされることとなり、穂乃果は仕方なしに周囲の様子を眺めている。
ミカボシ山の地下空洞、落ちながら見渡したのと下から見上げるのとでは、また印象が異なる。
穂乃果(うーん、広い)
445:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:53:54.50 ID:ha7ZcpN9o
心得たり。穂乃果の紅茶に角砂糖が四つほど落とされる。
全然ちょっとじゃない。多すぎる。
嫌がらせか何かかと穂乃果が見ていると、英玲奈は自分の紅茶に七、八と角砂糖を投じた。
446:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:54:42.43 ID:ha7ZcpN9o
“コーヒーには砂糖をたっぷり入れるのか本場式。ただし、エスプレッソだけね”
穂乃果(……って、ドヤ顔で言ってたような)
447:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:55:20.80 ID:ha7ZcpN9o
…
海未(っ、不覚。希や凛と分断されてしまいました)
448:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:55:52.93 ID:ha7ZcpN9o
海未の傍らにはファイアローともう一匹、森林の夜陰に紛れたゲッコウガの姿。
デオキシスシャドーを撃破し、ゲッコウガはその特性、“きずなへんげ”を発動させている。
溢れ出す水流の力を集めて十字手裏剣のように形成、背に背負い、強力なエネルギーを静謐に宿している。
449:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:56:44.88 ID:ha7ZcpN9o
…
にこ「アンタ…何してんのよ」
450:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:57:15.25 ID:ha7ZcpN9o
…が、デオキシスによる動乱。
そして今に至り、新たな犠牲者が出てしまっている。
だが、にこの表情を歪めているのはそれだけではない。
ことりが今しようとしている行動に対して、腹の底から煮えたぎるほどに激怒しているのだ。
451:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:57:43.11 ID:ha7ZcpN9o
罪人に私刑を下すのと、ポケモンを奪うのと、どちらがより大悪なのかはわからない。
ただ、南ことりの闇は愛するポケモンを奪われた事に端を発したもの。
その闇が罪のないポケモンに向けられてしまったのならば、それは…
452:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:58:11.24 ID:ha7ZcpN9o
(・8・)「……海未ちゃん、何も聞かないの?」
海未「ええ、聞きません。一つ言わせてもらうなら…その仮面、“ダサい”ですよ」
ことり「……ふふっ、海未ちゃんにダサいって言われるの、初めてだね」
453:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 06:58:38.77 ID:ha7ZcpN9o
にこの言葉を遮るように、自分の耳へと入らないようにあげる大声。
海未の叫びはにこの耳に、悲鳴にしか聞こえない。
にこ「……ダダこねてんじゃないわよ」
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