過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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45:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:43:22.90 ID:ha7ZcpN9o
悲鳴のような金属の摩擦音、低く高く、長く短く、断末魔を上げている。
海未と英玲奈がいる建物の骨組み、その全てが倒壊しようとしている!

英玲奈はまるで動じた様子もなく、傾き始めた足場で斜めに姿勢を保っている。
対する海未もまた、体幹には自信がある。グラグラと左右に傾ぐ鉄骨の上、ボールを投じた姿勢のままに腕を伸ばしている。


英玲奈「いい一投だったが、私が避けた以上はそれで終わりだ。その伸ばした腕は未練だろうか?」

海未「いえ、これでいいのです…“つつく”」

英玲奈「つつく…?何を、…!?がっ!」

『キザンっ!?』


突然苦悶の声を漏らした英玲奈、キリキザンは動揺した様子で振り返る。
背後から、その肩へ。わたどりポケモン・チルットの嘴が食い込んでいる!

焦燥、突きを放つキリキザン。
しかしチルットはパタパタと羽ばたき、鷹匠のようにすらりと伸ばされた海未の腕を止まり木とする。

理解の及ばない攻撃に、英玲奈の思考が巡る。
二秒、思い至る。


英玲奈「そうか、そのボールは私を狙っただけではなく…」

海未「ええ、二段構えで。あなたの背後に飛んでいたチルットを捕獲したのです。弱らせていないので、一か八かではありましたが」

英玲奈「しかしだとして、捕獲に成功したボールは自動で君の手元へと戻るはず。それを私の背後で、どうやって再展開した?」

海未「指弾です」

英玲奈「指弾、だと…?」

海未「手頃なボルトを拾いましたので、それを指弾の要領で弾きました。
そしてボールの開閉スイッチへと直撃させることでチルットを外へ出したのです」

英玲奈「ふ、フフ…これが園田流か。面白い…!」

海未「っ、足場が、崩れる…!」


足場に海未が気を取られた一瞬…
英玲奈の瞳が無慈悲な光を宿す。

パン!と乾音。

海未の脇腹、じわりと滲む赤。


海未「ぴす、トル…!?」

英玲奈「悪いが…君が思うより、大人は汚いんだ。さあ、生き残ってみせてくれ。園田流!」


直後…
大音響を轟かせ、六階建ての鉄骨が倒壊した。



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