459:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:01:52.16 ID:ha7ZcpN9o
反応はそっけない。
だがその横顔は、少しだけ嬉しそうに見える。
英玲奈「君も腕を火傷しているな。簡単にだが、手当てをしよう」
穂乃果「え?あ、これ…」
言われて初めて思い出す、それはリザードンの尾火を抱きしめた時の火傷だ。
デオキシスたちと激しく戦ってからまだ30分経ったかそこら、気持ちの根っこに高揚が残っていて、痛覚を麻痺させていた。
けれど冷静に見ればそれなりの火傷。意識してしえば途端に走る熱と痛み。
「待っていろ」と言い残し、英玲奈はボウルで薬草のようなものをすり潰し始める。
ヒリヒリズキズキ、集中が途切れた穂乃果は痛みに強くもなんともない。
「うう…」と涙目、そんな穂乃果の腕へと英玲奈は草木の緑に染まった即席の湿布を巻きつけ、上から丁寧に包帯を巻いてくれる。面倒見がいい。
穂乃果「染みる…」
英玲奈「我慢しろ」
穂乃果「……そういえば、英玲奈さんはなんでここに潜んでるの?見つかりにくい場所だから?」
英玲奈「それもあるが、石を集めていた」
穂乃果「え、石」
斜め上の答えに、穂乃果は首を傾げる。
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