過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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49:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:44:44.85 ID:ha7ZcpN9o
モクローはことりにすっかり懐いている。
大好きな主人の危機を感じ取り、この子ネズミたちを蹴散らせばいいのかと睨みを利かせている。
が、ツバサの弁舌はまだ続く。


ツバサ「基本はタイマン、上級者はダブルバトルに興じる。トリプルバトルなんてのも昔はあったけど廃れちゃったわね。どうしてかわかる?」

ことり「難しいから…」

ツバサ「はい正解。人間が一度に指示を出せるのなんてせいぜい二匹が限界ってこと。それ以上を欲張れば隙だらけになる。
けどね、ポケモンを傷付かせないように、丁寧にバラバラの指示を出そうとするからダメなのよ」


すうっと、モクローへ向けて伸ばされる指。
ツバサの冷酷な声がコンクリート張りの部屋に響く。


ツバサ「全員で“でんこうせっか”」

『ポロっ!?っ!?』

ことり「モクローさんっ!?」


タイミングも何もあったものではない、五匹一斉の突撃攻撃。
ツバサのコラッタたちはモクローの体を強かに打ち据えて昏倒させる。


ツバサ「攻撃の個体値がVのコラッタを大量生産、何も考えずに“でんこうせっか”を打たせるだけ。
難しい事なんて一つもないし、傷付いたとして代わりはいくらでも作れるわ。ネズミだもの。
コラッタだろうが重ねればそこそこの威力は出る。ま、これは試作だけど、こんな感じの商品を作りたいのよ。私たちは」

ことり「…こんなの、ひどすぎるよ…」


絶望に涙を浮かべることり。
手持ちは残りはイーブイだけ。ツバサはくすりと、無邪気に悪辣な笑顔を見せる。


ツバサ「さあ、次の子を出しなさい?」



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