516:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:42:25.22 ID:ha7ZcpN9o
ことり「……ことりの目には、世界は素敵なキラキラに溢れて映ってました。
可愛いお洋服に甘ぁいお菓子、元気いっぱいなポケモンたちと、家族やオトノキタウンの人たち。穂乃果ちゃんと海未ちゃん、それに真姫ちゃん。
世界はことりの大好きなもので溢れてて、そこで呼吸をしていられるだけで、この世界でおひさまをあびてことりの心臓が動いてる…それだけで、本当に幸せな奇跡だと思ってたんだ。
なのに…信じられないくらい酷い人たちがいて、ことりが思う大切なものを何もかも壊そうとしていくの。
ああ、ことりは子供だったんだな、って。
知ってしまえば見えてくる。
アライズ団だけじゃなくて、ことりの大切な世界を壊そうとする人たちが…街にも、公園にも、お店にも、部屋の中にいたって、テレビの世界にもパソコンの世界にも、人の何かを壊そうとする人は溢れてて、どんな場所にもたくさんいて。
自分から関わろうとしなくっても、向こうから壊そうと、奪おうと迫ってくるの。突然に。
……わかったんだ。
何かを与えて生きていける人と、奪うことでしか生きられない人がいるの。
奪う人はずっとずっとその生き方しかできないから、誰かがそのスイッチを切ってあげないといけないんだって。
そうしなくちゃ、イーブイさんみたいに…
大好きなポケモンたちも、穂乃果ちゃんも海未ちゃんも、いつかは奪われちゃうかもしれない。壊されちゃうかもしれない」
希「……」
ことり「だからことりは一つ一つ、スイッチを切り続けるの。ことりの大好きなものを守るために」
いつか、自分のスイッチが切られる時まで。
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