533:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:56:16.05 ID:ha7ZcpN9o
取り返しのつかない過ち、その傷を埋めるかのように、自分の温もりを冷え切ったことりの体へと移すかのように。
そんな様子を、希は起き上がれないまま微笑ましげに眺めている。
そんな視線に気が付き、海未はハッと。
恥ずかしかったのか、咳払いを一つして一言追加。
海未「その前に、あなたは牢屋行きですがね!」
ことり「……ふふ、厳しいなあ…海未ちゃんは…」
海未「法律のことはわかりませんが……待ちますよ。10年でも20年でも、お婆さんになってでも。それから…一緒に旅をしましょう。三人で」
ことり「……うん」
月光に、約束を交わす。
そんな二人のすぐ近く、巨影を落としながら青の土兵、ゴルーグが着陸した。
その背上からにこが軽やかに降り立ち、どうにかその暴走を収めたことりの姿を目に、軽く肩を竦める。
にこ「ったく、お騒がせ娘ね」
ことり「……ごめんなさい。手錠を…」
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