608:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:58:18.73 ID:ha7ZcpN9o
ツバサとミュウツークローンは一人を殺め、そして牢獄の王、所長の前へとその歩を進めている。
けたたましく鳴り響く警鐘、しかし誰かが来るにはまだ時が浅すぎる。
一滴の血飛沫すら残さず丸められた刑務官、四隅の穴へと押し込まれた肉塊に視線を滑らせ、所長は声を震わせる。
所長「こ、殺…!?」
ツバサ「だから聞いたじゃない。殺されるのは嫌かって。そこの彼、嫌とは言わなかったし」
所長「馬鹿な…胃の中にボール…?馬鹿な!そんなはずは!念には念を入れて、万が一のためにレントゲンまで…!」
無駄だ。
先述の通り、英玲奈は穂乃果との邂逅よりも前、X線に写らない特殊鉱石をアジトへと持ち帰っている。
それを細かく砕き、ボールの表面へと加工を施す。他にも諸々の検知避けが施されていて、ミュウツーのボールは知られぬままにツバサの胃の中でその時を待っていたのだ。
ツバサ「科学の力って凄いわよね。で、あなたは私に殺されたいんだっけ」
「…っ…ィ…!」
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