673:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 14:39:27.45 ID:ha7ZcpN9o
にこと絵里には見えないビルの中、無人の社屋の内部は炎上している。
戦闘の衝撃に電気系統がショートしたのだろうか、ジリリリと鳴る警報ベルだけが夜空に警戒を走らせる。
…と、爆炎!!
凍結にヒビ割れた窓から空気が取り込まれ、バックドラフトを起こして屋外へと炎が飛び出したのだ。
その炎は渦を巻き、絵里とフリーザーへ躍りかかる!
にこ「絵里っ!?危な…!」
絵里「ありがとう、にこ。けれど言ったでしょう?……なんだって凍らせてみせるって」
にこ「………バッケモノが…!」
人は極限を超えたものを目にする時、それが例え敵対者であれ浮かべてしまうのは笑み。
にこは意図せず、冷や汗と共に浮かべる噛み潰したような笑み。
その目に映るのは、ゆらめきのままに動きを止めた赤の舌。
━━━炎が凍っている。
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