694:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:10:59.46 ID:ha7ZcpN9o
今、善子と花丸は崩落する橋から下の川へと飛び降りた。
川ではあるが幅が広く、岸からでは指示が届かない。
ましてや一瞬の指示が勝敗を分ける生死を賭した一戦、距離を開けるわけにはいかない状況だ。
まずは善子、繰り出したサメハダーはライドギアにも活用されることのあるポケモン。ジェットスキーのように高速での水上移動が可能だ。
乗るための器具をフルに着けさせると戦闘の邪魔になってしまうため、片側だけに足を掛けるためのステップを取り付けてある。
そして手早く専用の手袋をはめ、背ビレを掴んで器用に乗りこなす!
善子「素敵ぃ!!」
理亞「速い。けど…」
向き合う理亞は30メートルほどの距離を開けて、ムウマージの力で浮きながら背走。
二人相手をムウマージで捌くのは厄介と見たか、素早く新手のポケモンを一体。
理亞「グレイシア」
「シアッ!」
花丸「イーブイの進化系、こおりタイプずら!善子ちゃん気をつけて!」
理亞のグレイシアはかなりの高レベル、水上戦を苦にしない。
足が触れるたびに川面を即座に凍らせ、跳ぶように水上を駆けているのだ。
指示を受け、口元に細かな氷晶を生み出しながら“れいとうビーム”を吐射!!
善子「危なぁっ!」
理亞「ちっ…」
体を傾け、善子とサメハダーは急ターンを決めている。
斜めに大きく軌道を逸らし、そのすぐそばを撫でる蒼白の光線。直後、水面が固結して迫り上がる!
接近しすぎていなかったのが幸いした。少し離れた位置にはそのままドンカラスを飛ばせていて、戦闘はこちらが担当!
善子「ドンカラスっ!“ねっぷう”っ!」
『クアァッッ!!!』
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