770:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:04:47.02 ID:ha7ZcpN9o
梨子(あっ、しまった…ここは場所が!)
着地の場所が悪かった。最悪と言ってもいい。
梨子の視界、左右にそれぞれポケモンを連れた人間たちの集団が。
それぞれ警官隊と暴徒たち。
激しく争っている只中で、上から落ちてきた梨子へと注意を払う余裕などなくお互いが技を放っている!
「くたばれ!“10万ボルト”!」
「させるかっ、“かえんほうしゃ”!」
そんな調子、双方が数十人規模の大激突。
放たれた攻撃が梨子を挟み撃ちに差し迫る!
その瞬間、梨子とメガバシャーモの姿が突如現れた石壁に隠される。
壁は全ての攻撃をせき止め、そして砕け割れる。
そこに現れているのは梨子の格闘タイプの一体、両手に持ったコンクリート柱を杖のように付いたローブシンだ。
攻撃の波をやり過ごした梨子は声を上げる!
梨子「し、四天王の桜内梨子です!すみません、攻撃を一旦止めてください…!」
慌てたように手を頭上で振る少女、小豆色の髪にはテレビで見覚えがある。
確かに四天王、桜内梨子のようだ。
警官隊の責任者が指示を出す。
「四天王!?停止!攻撃停止!!」
梨子(わ、わかってくれて助かった…)
左手、警官隊からの攻撃が止まった。
だが反対、右方に集った暴徒たちが攻撃を止める筋合いはない。梨子へとめがけて一斉に殺到!
だが、梨子はもう慌ててはいない。あくまで落ち着き、口元にはふわりと笑いを含む。
梨子「うん、片方だけなら。ローブシン、やっつけて!」
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