771:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:05:35.70 ID:ha7ZcpN9o
たかが暴徒だ。アライズ団やアライザーも混じっているのかも知れないが、どうであれ梨子にとって応じるのは難しいことではない。
波のように殺到する、敵に使役されているポケモンたちを…
『ロォォォブッシ!!!』
両手のコンクリート柱で叩き伏せ、薙ぎ払う!
ローブシンは手にした柱を巧みに操り戦うポケモンだ。
見た目は灰色、重々しい二本なのだが、外見に反してローブシンの武器捌きは羽根のように軽い。
叩き、突き、かちあげては大振りに一蹴。台風のような勢いで敵を見る間に打ち払って退ける。
淑やかな梨子ではあるが、いざ戦わせれば一般との実力差はあまりにも顕著。
十数匹をほんのわずかな時間で一掃し、梨子と共に見上げるは西方。
『ガアァァァアアッ!!!』
哮りは高らか、向かってくるのはバクフーンだ!
梨子(来た。曜ちゃんは…曜ちゃんがいない?)
バシャーモが蹴り穿った壁穴へと身を投じ、すぐさま梨子たちを追いかけてきたようだ。
だがその傍らには曜の姿はなく、思考に揺さぶりを掛けられつつローブシンへと指示を。
梨子「炎タイプには岩ね。ローブシン!」
下す指示は“ストーンエッジ”。
高レベル帯での戦闘では頻出する技だ。それは威力と汎用性の高さがため。
ローブシンは指示に応じ、手にした石柱の一本を刃が如く投げつける。
属性優位、当たれば一撃で落とせる攻撃だ。
だが曜のバクフーンは怯まない!
『バクァァア!!!!』
梨子「っ、燃やした…!」
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