787:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:21:34.96 ID:ha7ZcpN9o
梨子「“ばくれつパンチ”」
その指示に、カイリキーは上体を揺らし始める。
上下左右、行っては戻る振り子のように身を揺すり、回し、回し、廻して加速。
同時に四腕は拳打を放ち始めている。ゆっくりと、徐々にギアを上げ、加速、加速、加速加速…!
体が右から左へ、左から右へと振り戻される反動が拳打へと乗り、その挙動はさらに速度を増していく。
描く軌道は∞。まるで台風のように絶気を纏っていくカイリキーの拳は、そのまま四天王桜内梨子の気迫として人々を魅了する。
いつしか人々は唱和を始めている。
警察も暴徒も一般人も関係なく、四天王を、いや、一人の少女のその名を。
「さっくらうち!」「さっくらうち!」
「さっくらうち!!」「さっくらうち!!」
地鳴りのように響く桜内コール。
しかし梨子が見据えているのはただ天空、流星のように降ってくる親友の…ライバルの姿だけ。
迫る。
迫る、迫る…迫る!!
曜「梨子ちゃんッッッ!!!!!」
梨子「曜ちゃぁんっっ!!!!!」
━━━激突!!!!
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