8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 02:21:42.35 ID:ha7ZcpN9o
真姫は赤いフォルムの端末を手に取ると、ひょいひょいと三人に渡していく。
それにガサガサと道具が詰め合わされた小袋も。
真姫「はい、これがポケモン図鑑。選別のボールときずぐすり。これで一通りおしまいね、それじゃ行ってらっしゃい」
穂乃果「そっけない!」
真姫「ヴェッ…仕方ないじゃない、忙しいのよ。私もあちこち飛び回ってるし気には掛けとくから、旅の途中で会うこともあると思うわ」
海未「引き留めては悪いですよ、穂乃果」
穂乃果「むむ…もっとこう、これから旅に出るぞー!って区切りが欲しかったのに」
間延びした表情で不満足を訴える穂乃果、それを真似てぐぐぐと伸びをしてみせるヒトカゲ。
そんな様子を目の前に、海未とケロマツは顔を見合わせてくすりと微笑う。
海未「ふふ、ではどうです?旅立ちの記念に私と一勝負!」
穂乃果「勝負…?あ、そっか!私たちもうポケモンバトルできるんだ!よーし、行けっヒトカゲ!」
穂乃果とヒトカゲ、海未のケロマツが向かい合う!
トレーナーの気持ちを汲んでいるのだろうか、二匹ともが乗り気に前かがみの臨戦態勢。
『カゲェッ!』
『ケロロロ…!』
あるいはこの二匹も、旅立ちの予感に高揚しているのかもしれない。
真姫「ちょっと…研究所壊さないでよね」
ことり「穂乃果ちゃんも海未ちゃんもがんばれ〜っ」
真姫「ことりはいいの?バトルの練習をしておかなくても」
ことり「私は一匹目じゃないから、大丈夫かなぁって」
真姫「ああ、お母さんから貰ったイーブイがいるんだったわね」
ことり「ニンフィアに進化させてあげるのが目標なんだぁ。うふふ、モクローさんもイーブイさんも仲良くしてね♪」
真姫「ニンフィアね、ことりには似合いそう。ん、始まるわよ」
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