822:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:42:55.52 ID:ha7ZcpN9o
真姫「希っ!!」
そこへ駆け寄ってくるのは真姫だ。
元々は凛より足が遅いにも関わらず、息を上げながら一番に全力疾走で駆けつけている。
果南「大丈夫、ちゃんと生きてるよ」
真姫「果南…本当にありがとう。助かったわ。私たちも、希も…」
そう言って頭を下げ、一本のアンプルを取り出す。それは父、ニシキノ博士と共同で開発した薬。
ウツロイドの洗脳による脳へのダメージを解消することのできる代物だ。
果南が来てくれるまでは、これをどうにか注射して希を正気に戻すつもりだったが…今の一戦を見れば、真姫たちだけでは絶対に不可能だっただろう。
薬液を注射器で吸い上げ、手慣れた手つきで希の首筋へと投与。
即効性、希の顔色が和らいだような気もする。
そこでようやく真姫は一息を吐き、見下ろしていた果南、それに花陽と凛もほっとした表情を浮かべている。
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