851:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:22:44.61 ID:ha7ZcpN9o
とっさの声に、割って入ったディアンシーがダイヤを害する凍気を防ぎ止める。
しかし腕に絡み付いた氷鎖がリードとして威力を増加させていて、ディアンシーの力でも受けるのが精一杯!
ダイヤはボスゴドラとラランテスを伴い、フリージオの相手に専念せざるを得ない。
絵里はそれを見て、鞠莉へと目を向ける。
絵里「分断、まずは与し易い方から。戦いの鉄則ね」
鞠莉「Oh…ピンチね。カモン、チラチーノ」
絵里はパルシェンを繰り出している。
その戦闘力は先、戦闘ヘリを撃ち落としてみせた光景に明らか。
鞠莉はチラチーノを近くへと呼び寄せて対峙。
そこへ挨拶代わりとばかり…
絵里「“こおりのつぶて”」
鞠莉「What?!」
絵里「そのチラチーノ、ボールに戻してあげた方が良いんじゃないかしら。余計なお世話かもしれないけれど」
鞠莉「チラチーノっ!!」
パルシェンが放った礫弾はチラチーノの体へと食い込み、戦闘不能へと追い込んでいる。
それは文字通り目にも留まらぬ速度、鞠莉は何が起きたのかを感じ取ることさえできなかった。
悲痛な声をあげ、倒れてしまったチラチーノへと目を向ける鞠莉。
その様は絵里にとって隙。パルシェンへと続けざまの指示を!
絵里「もう一度よ、“こおりのつぶて”」
鞠莉「…Shit!カモン、ギャロップ!!」
それはタッチの差、鞠莉は危機を察知して回収よりも新手の繰り出しを優先した。
ボールが弾けて現れた炎馬は鞠莉を背に乗せて素早く逃れ、ギリギリで氷弾の着弾から逃れている!
鞠莉「あ、危なかった…!
らしくない焦燥、危機一髪に冷や汗が滲む。
しかし切り替えを。深呼吸一つ、視線を強めて絵里を見る。
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