887:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:45:22.44 ID:ha7ZcpN9o
千歌「エンブオー、ロズレイドもそのままそのまま!」
マッシブーンへの追撃はしない。
あの屈強な体、膨張した筋肉からの打撃を強かに受ければ一撃必倒もありえる。迂闊な行動は控えるべきだ。
千歌(あの人、すごく手堅く戦うタイプだなー)
敵、聖良の姿を観察しつつ、千歌はそんな印象を抱く。
ステルスロックの効果自体は心得ている。ダイヤを師として訓練を受け、知識面もそれなりに増している。
浮遊する鋭利な岩が空間を満たし、こちらの行動を阻害する技。
とりわけボールから出たばかりのポケモンはそれを避けきれずにダメージを受けてしまう。
つまり、千歌は頻繁にポケモンを交代させられない状態になってしまったわけだ。
千歌(エンブオーとロズレイドを早めに出せてよかったかも…)
そんな相手への当て付けのように、聖良はウツロイドを一旦ボールへと戻して交代を。
聖良「来なさい、ムクホーク」
『キュイイイッ!!』
現れたムクホークはシンオウ地方を主な生息地とするひこうタイプの鳥ポケモン。
子供でも捕まえられるようなムックルからの進化体だが、しかし侮れない攻撃力の持ち主。
千歌(ムクホーク…前にオハラタワーの時も連れてたって言ってたっけ)
エンブオーとロズレイドのいずれにも有効撃を放てる一体。
やはり聖良は悪の組織ながら、ジムトレーナーばりに整然とした戦闘スタイルをしている。
交代か、ゴリ押すべきか、千歌は素早く思考を巡らせる。
ロズレイドは高火力の攻撃役。相手が何にせよ、受けるベースで考えるポケモンではない。
だとして…紅炎揺らぐ、エンブオーへと目を向ける。
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