903:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:55:02.55 ID:ha7ZcpN9o
さらに殴打を。
理亞の拳にはルビィだけでなく、自分を取り巻く環境と運命の全てへの恨みが込められている。
姉さま、聖良はいつも理亞に優しい。もちろん厳しさも見せるが、いつだって手を離さずに導いてくれる理亞の指針だ。
アライズ団…悪を煮詰めたような組織だとは理解している。それでも理亞に居場所を与えてくれた。
ツバサ、英玲奈、あんじゅ、三幹部は身内には優しいところがある。
その生き方は最悪の部類だが、理亞にとっては尊敬する人々だ。
ただ、それ以外の世界。
両親が死んだ時、ツバサに拾われるまでは姉と自分を誰も助けてくれなかった。
悪に身を置くからこそわかる。見えている世界を一枚剥がし、その裏側はたっぷりの私欲と悪意に満ちている。
酷く息苦しい世界、渦巻く醜悪のプールの中を、理亞は姉という浮き輪にしがみついて必死に生き延びてきた。だというのに…!
理亞「家族にも、友達にも、環境にも…全てに恵まれて!!そんな甘えた目でいられて!!」
ルビィ「げふっ、ぁう゛っ…!……泣い、てる…?」
理亞「憎い…!お前みたいなやつが憎いよ…!」
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