949:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:29:47.37 ID:ha7ZcpN9o
やれやれと肩を竦める聖良に、千歌はほんのりとドヤ顔気味。
そしてすっと、重心を沈めて戦闘態勢へ。
千歌「これでも結構ちゃんと見てるんだよ。それじゃあ、私も…」
聖良「……デンジュモク!」
千歌「……メガガルーラ!」
聖良「“10まんボルト”!!」
千歌「ベロベルトをぶん投げちゃえ!!」
聖良「は…!?」
『ガルゥラアァアッ!!!!』
『べろおおおおおっ!!!!』
聖良は千歌の指示の意味がわからず、思考が一瞬硬直する。
ただ指示は下し済み、デンジュモクはその身から電気を解き放とうと…そこへ衝突するベロベルト!!
麻痺した体を補うのはメガガルーラに投擲してもらったスピード。
関取が相手を土俵から押し出すように、草を踏み、河川敷を猛然と前進していく!
聖良「何を…まさか!?」
千歌「そのままっ!!」
勢いのままに川縁へと到達して…水面へと落ちる!
虚を突かれながらも、デンジュモクはしがみついてくるベロベルトへと身に溜めた電力を解き放つ。密着?カモでしかない!
だが、ベロベルトは覚悟の視線を千歌と交わしている。
それはポケモンからの信頼を損ないかねない、愛護団体からは度々槍玉に挙げられる大技。
ポケモンへと酷を強いるからこそ、心から慕われるトレーナーにしか使えない。それはまさに切り札!!
聖良「仕留めて、デンジュモク!!」
千歌「ごめんね…!“だいばくはつ”!!!」
タイプはノーマル、ベロベルトとはタイプ一致。
にこのマタドガスが使っていた同技より上を行く威力。それはまさに一身一殺、強力無比なる自爆技!!
デンジュモクの電撃に爆発が合わさり、川面が盛大に爆裂!
水飛沫は百メートル規模、空へと至って滝のように降り注ぐ!!!
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