976:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:49:03.04 ID:ha7ZcpN9o
『じぇるるっ…ぷ…』
潤いのある奇妙な鳴き声、それはウツロイドの限界の声。
結局のところ、UBに悪意があるのかはわからない。
単なる本能行動なのかもしれないし、あるいは人の願いを叶えようと寄ってきているだけで、ただ人間という生物との体質的な折り合いが最悪なだけなのかもしれない。
今言えることはただ一つ。
ウツロイドは元の白い半透明の姿へと戻っていて、寄生は強制的に解除されている。
そして千歌の腕にはぐったりと、水濡れた聖良が抱きしめられていて…
聖良「……訂正します。あなた、全然普通じゃありませんね…」
千歌「あはは、やった。普通脱却…!」
千歌は、聖良を救い出すことに成功したのだ!!
引き抜いた勢いのまま、二人はべたりと地面に仰向けに。
激戦の後だというのに、千歌の表情は晴れやかに星空を見上げている。
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