過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」Part2
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4:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 00:05:18.13 ID:S/V8ds8Do
…ざわついている。

生き残りの警官隊、それにセンター内から防衛線に協力するべく歩み出てきたトレーナーの一部が口々に不安の声を漏らしている。


「鳥面(バードフェイス)…?」
「まさか、本物の?」「都市伝説じゃなかったのか」
「最悪だ…」「アライズ団に加えて鳥面まで!」


あんじゅ「ふふっ、聞いてはいたけど、本当に同類に堕ちていたのねぇ?」

ことり「全く同じのつもりはないけど、否定する気もないかなぁ…」


ほんわりとした声はことりそのもの。狂気に飲まれている様子はない。
ミカボシ山で希の真心に、海未の鉄拳に、おまけで全てを聞いた穂乃果から思いっきり頬をつねられて、心中を覆っていた暗雲は拭われている。

それでもことりは、敢えて仮面を被って現れた。
この面はスペア。普段使っていた方の面は希に叩き割られたが、器用かつ要領のいいことりは同じ面を非常用に作っていた。

小首を傾げ、あんじゅが煽るような声音で尋ねかける。


あんじゅ「それで?わざわざ警官たちの前にそんなお面を被って現れて、何のつもりなのかしら?」

ことり「うふふ、秘密です」


いつもの口調ではぐらかし、シマエナガのような鳥を模した白面の嘴へ指先をピンと立てる。
心境を吐露するつもりはない。ないが、面を被って現れた理由はちゃんとある。
それは犯してしまった罪への贖罪。



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