過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」Part2
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44:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/26(日) 00:31:46.27 ID:S/V8ds8Do
ことり「このまま、メガカイロスも倒しますっ」


街は既に空襲を受けたような有様で、しかし攻め手は緩めず。

流星群ループは三周目へ。
再びボーマンダとチルタリスが、空へと咆哮を上げるべく首を上向けている。

だが、やられ放題でいるあんじゅではない。


あんじゅ「図に…乗らないでよね?メガカイロス、“ギガインパクト”!!」

ことり「きゃあっ!!」


ノーマルタイプ最強の物理撃、“ギガインパクト”。
あんじゅからの指示に即座、メガカイロスはアスファルトへとツノを叩きつけている。

メガカイロスの特性“スカイスキン”は、ノーマル技を自属性の一つ、ひこうタイプへと変換して一致技として放つことができる性質だ。
ポケモンにおけるタイプ、属性で、鳥や羽を持つポケモンが分類される事が多いのがひこうタイプ。
その中には“つばさでうつ”など、見ようによっては“たいあたり”のようなノーマル技と変わらない物も存在する。
その違いは生体エネルギーの属性。ひこうタイプポケモンが生み纏うそれは、いわば風の力。翼に大気を孕み、圧力を伴う烈風撃。

だとして、強力無比の攻撃力を誇るメガカイロスがそれを繰り出せば…
沸き起こる気流は凄絶、その規模はまさしく小台風!!!


チルタリス、ボーマンダとその背に乗ることりはその圧に苛まれ、思わず顔を覆っている。


ことり「………!!…?(息ができない、声も出せないっ…!)」


距離は離れているにも関わらずの予期せぬ一撃、これこそがメガシンカ体の暴威。
ボーマンダ、チルタリス共に嵐に舞う木の葉のように、飛行姿勢を保つだけで精一杯だ。
もちろん“りゅうせいぐん”の発動はキャンセルされていて、あんじゅがその隙を見逃すはずがない。

ビルを垂直に駆け上る白影は痩躯。
瞬間、ことりは殺気に身を震わせる。
気付いた時には既に面前、細く鋭く、カミソリのように研ぎ澄まされた貫手がことりへと迫っている。



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