過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」Part2
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56:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/26(日) 00:39:01.24 ID:S/V8ds8Do
あんじゅ「いいの?落とされちゃったみたいだけど」

英玲奈「構わない。標的変更だ」

あんじゅ「南ことりと園田海未。ダブルバトルで二人を討つ。それでいいかしら?」

英玲奈「ああ、それで行こう。あの副市長など小物さ。今日でなくとも殺ろうと思えばいつでも殺れる」


オトノキタウン出身、雛鳥から翼を広げるに至ったトレーナーたち。
そのうち二人が合流したならば、その始末は何よりも優先される。

意思を確かめ合った上で…あんじゅはくすりと微笑みを。


あんじゅ「ねえ、なんだか楽しいの」

英玲奈「なんだ、いつもの悪い癖か?」


揶揄うように声を返した英玲奈へ、あんじゅはゆるやかに首を左右させる。
視線は鋭いまま、しかし口元は何故だか安らかに。
少し視線を揺蕩わせ…自分の脳内を探るように口を開く。


あんじゅ「ううん、なにか…失くしたものを、得られなかったものを取り戻してるみたいな」

英玲奈「なるほど。少し、わかるぞ」


二人の声は、思いは過去を向いている。それは小さな感傷。
不遇だった、恵まれなかったこれまでの生涯を思い起こしている。
もし普通の人生を送れていたなら、こんな風に人と純粋に力を比べ合うこともあっただろうか。
海未とことりのような友人を得る機会もあっただろうか。

だが英玲奈とあんじゅ、二人の道は過去にはない。


英玲奈「やるぞ」

あんじゅ「ええ」


宿る表情は対の鬼神、眼光の闘気は更なる深淵へ。



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