過去ログ - 孤独のエルマ -SS速報VIP

過去ログ - 孤独のエルマ

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1:名無しNIPPER
2017/03/26(日) 01:09:14.48 ID:UVXLujiUO
第一話「異世界のクリームパン」

――――とにかく、私は腹が減っていた。

しかし、果たすべき使命があり、そんな事も悠長に言ってられない。

ここは日本、トールが落ち延びた平和な異世界。
私はトールが作り出した次元の穴を通じて、日本へとやってきた。
ドラゴンは世界の秩序と調和を乱す危険な存在だ。早急に連れ帰る必要がある。

エルマ「まさか、こんな所に落ち延びていたとはな、トール！」

エルマ「お前は掟を忘れたのか！ドラゴンはこの世界の秩序を乱す！今すぐ私と帰るんだ！」

トール「相変わらずクソ真面目な堅物ですね、私帰りませんよ？」

強情な奴だ。だが、私とトールの実力は互角。
無理矢理にでも連れて帰る！ってあれ？体の言うことが……効かな……

エルマ「うぅ……」

空腹の所為で、倒れてしまった。情けない……

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2:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 01:09:54.14 ID:UVXLujiUO
小林「あらら……もしかして昨日から何も食べてない？」

エルマ「わ、私はこちらの世界の者ではないので…干渉するわけには…」

小林「流石にこれくらいは大丈夫でしょ？はい、食べる？クリームパン」

以下略

3:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 01:10:47.01 ID:UVXLujiUO
エルマ「よ、よし！元気が出た！改めて勝負だ！トール！」

トール「帰ってくれたら、今の全部上げますよ？」

エルマ「え……？」

以下略

4:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 01:11:52.18 ID:UVXLujiUO
第2話「先輩のコロッケ」

次は数時間後

5:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 01:20:00.53 ID:uSWZ3Ptzo
期待
DLRは無さそうで安心

6:名無しNIPPER
2017/03/26(日) 02:04:22.73 ID:UVXLujiUO
第2話「先輩のコロッケ」

エルマ「今日からお世話になります、上井エルマと申します」

エルマ「宜しくお願いします」

以下略

7:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 02:06:50.76 ID:UVXLujiUO
エルマ「ちょ、調査だ！文化体系を見極め、本当に異世界の者が溶け込めるのか調べるのだ！」

ドラゴンとしての威厳を見せるためにも、そんなことを言ってのける。
生活費を稼ぐため…だけでは、威厳も何もない。

以下略

8:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 02:08:06.74 ID:UVXLujiUO
――――

エルマ「うぅ……人間さん、貴方は難しい仕事をしていたのだな」

エルマ「しかし、私もローマ字入力？とやらは覚えたからな！遅れは取らんぞ！」

以下略

9:名無しNIPPER[sage]
2017/03/26(日) 02:09:08.78 ID:UVXLujiUO
コロッケと言われるそれを見る限り、どうやら揚げ物のようだった。
少し匂いを嗅いでみよう……

エルマ「しまった！鼻に油がっ！」

以下略

10:名無しNIPPER
2017/03/26(日) 02:11:07.85 ID:UVXLujiUO
私は改めて、優しさと、美味しい物に触れ、人間界に来て良かったと感じたのだった。

第２話「先輩のコロッケ」終わり

以下略

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