過去ログ - 勇者「魔王城がなんかおかしい」
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3: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 18:58:08.85 ID:vZPncf+A0
戦士「いや待て、魔法や結界などだと少々厄介だぞ」

魔法使い「不思議なことに、この建物からは魔力を感じないわ」

戦士「それなら問題ないがな」
以下略



4: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 18:59:42.10 ID:vZPncf+A0
僧侶「あっ!!」

勇者「どうした僧侶」

僧侶「あそこです! 硝子風の壁をすり抜けて、中から魔物が出てきました!」
以下略



5: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:01:31.74 ID:vZPncf+A0
−−−−−−−

勇者「あの場所で魔物が硝子風の壁に近づくと、音もなく壁が開き、出入りができる」

勇者「……俺の目に狂いがなければ、そういうことだよな?」
以下略



6: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:03:33.39 ID:vZPncf+A0
僧侶「だったら戦士さんが先に行けばよかったじゃないですか」

魔法使い「さっきは真っ先に突っ込もうとしたくせに」

戦士「いや、さっきの激突の痛みがまだ癒えてなくてな……」
以下略



7: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:04:34.57 ID:vZPncf+A0
〜〜魔王城1F エントランスホール〜〜

ワイワイガヤガヤ

「私どもの改良したこの種には特殊な結界が施してあり、飛行高度から種を蒔いても確実に発芽します」
以下略



8: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:06:15.17 ID:vZPncf+A0
勇者「な、何だここは?」

戦士「5階まではあろうかという吹き抜け…」

僧侶「小さく仕切られたブースで和やかに商談する多くの種族……」
以下略



9: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:08:34.91 ID:vZPncf+A0
受付嬢「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」

戦士「あ、すいません。私ども勇者一行と申しますが、魔王様は本日いらっしゃいますでしょうか?」

受付嬢「魔王ですね?本日は何時のアポイントでしょうか?」
以下略



10: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:10:08.35 ID:vZPncf+A0
戦士「何って、お客様を訪ねるときは礼儀を尽くすのが作法というものではないか」

勇者「雰囲気に飲まれるなと言ったのはどこの誰だよ!」

勇者「俺たちはお得意先を訪問しに来たんじゃないだろ!」
以下略



11: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:11:45.03 ID:vZPncf+A0
??「何を騒いでいるのですか貴方たち! 他のお客様にご迷惑でしょう!」

受付嬢「も、申し訳ありません側近様! この方々が魔王様に会わせろと大きな声を……」

戦士「『方々』!? 複数形は心外であるぞ」
以下略



12: ◆7Zp87oOK/2[saga]
2017/03/26(日) 19:14:10.86 ID:vZPncf+A0
〜〜魔王城45F 魔王執務室前〜〜

側近「魔王様は午前中は会見の準備、午後は定例記者会見を行う予定です」

側近「基本的に空き時間はありませんが、記者会見が終われば、一時的に休憩されることはあります」
以下略



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