過去ログ - 勇者「救いたければ手を汚せ」その1
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132:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:48:50.35 ID:gpQzvJYtO

盗賊「心を開けたら、そろそろ頃合いだ」

盗賊「俺は分け前をやると言って、使用人を丸め込んだ。使用人の頭みたいなやつだ」

盗賊「そいつは散々扱き使われてるのに金の払いが悪いことを不満に思ってた」

盗賊「尽くせば何かを得られると思ってたみたいだ。その下心は宝石商にバレてたけどな」

盗賊「……まあ、それはいいや」

盗賊「俺はそいつに一時の間だけ使用人達を出払わせ、仕事を済ませた」

情報屋「……分け前はやったのか?」

盗賊「勿論、俺は約束は守る男だからな。分け前どころか全ての罪をくれてやったよ」

盗賊「奴は浮浪者連中と手を組んで宝石を強奪し、宝石商を殺害した」

盗賊「途中でいざこざがあったのか、浮浪者連中は殺されちまった。辺りには宝石が散乱……」

盗賊「仲間割れか、他にも協力者がいたのか……真相は闇の中だ」

盗賊「あいつ、今頃は塀の中で後悔してんだろうなぁ」

盗賊「俺はなんてことをしちまったんだ。真面目に働いていれば良かった…ってな」

盗賊「犯罪に手を貸すことが如何に愚かなことか、身をもって知ってる頃だろうよ」



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