過去ログ - 勇者「救いたければ手を汚せ」その1
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2017/03/30(木) 09:48:06.25 ID:M0/G2vedO
大尉「何故、俺を？」
盗賊「あんたは軍に疑問を持ち、苦悩してたからな。出来れば引き入れたかった」
盗賊「特に印象的だったのは兵器開発部での顔だ。平静を装ってはいたが、眼が違ってた」
大尉「眼？」
盗賊「ああ、あんたの眼だけが、他の連中のように濁っちゃいなかった」
盗賊「ずらっと並ぶ異形の兵士。頭の中では全部ぶっ壊したいと思ってただろ？」
大尉「……何度も思ったよ」
盗賊「……だろうな、俺だってそう思った。けど、流石にあの数は骨が折れる」
盗賊「そこで、あんたに賭けた。あれは外からだけじゃ壊せねえ、軍内部の協力者が必要になる」
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