2:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:33:34.10 ID:XP9iYm55o
サーバル「かばんちゃーん。ただいまーっ」
かばん「……」
サーバル「ごめんねー、待っててもらって。最近自分で走らなくて……」
3:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:34:04.28 ID:XP9iYm55o
かばん「うえっ!?……さ、サーバルちゃん。帰ってたんだ」
サーバル「もう。全然返事してくれないんだもん」
かばん「ご、ごめんね。つい夢中になっちゃって……」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:34:38.01 ID:XP9iYm55o
サーバル「……うーん。やっぱり私には何なのかさっぱりだよー」
サーバル「せめて絵があれば少しはわかるかもしれないけど……」
かばん「そういう本もあるから、あとで一緒に見ようね」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:35:20.35 ID:XP9iYm55o
サーバル「ねぇ、このたくさんの文字にはどういう意味があるの?」
かばん「これは誰かが書いた作り物の物語だね」
サーバル「作り物の、物語?」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:36:05.77 ID:XP9iYm55o
かばん「と、そんな感じの誰かが考えたお話が書いてある本なんだ」
サーバル「うぅー、何だかすっごくおもしろそう……。でも私はさっぱりだし……」
かばん「大丈夫だよ。ほら、これならわかるでしょ?」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:36:50.19 ID:XP9iYm55o
サーバル「かばんちゃん?」
かばん「あっ、ううん、何でもないよ。じゃあ始めるね」
サーバル「よろしくねっ」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:37:24.55 ID:XP9iYm55o
『大勢のヒトとフレンズが暮らすこの場所で、彼女はあの子に出会った』
『これは1人の少女とフレンズの、恋のものが』
かばん「ええぇっ!?」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:37:53.02 ID:XP9iYm55o
サーバル「なんとなくはわかるかな。誰かのことが特別好きってことだよね?」
かばん「それはそうなんだけど……」
サーバル「……あ。もしかしてこれってそういう本なの?」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:38:25.20 ID:XP9iYm55o
かばん「……べ、別のにしよっか。他にもいくつかあるから」
サーバル「かばんちゃん。これ、続き読んでほしいな」
かばん「えっ……」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:39:09.87 ID:XP9iYm55o
かばん(うぅ……。ただでさえサーバルちゃんが近くて気になってるのに)
かばん(一緒に恋愛のお話を読むなんて、すっごく恥ずかしい……)
かばん(何より、これ女の子同士で、余計にサーバルちゃんを意識して、ドキドキしちゃう……)
12:名無しNIPPER[saga]
2017/03/29(水) 00:40:04.67 ID:XP9iYm55o
サーバル「あれ。ねぇ、手を繋いでるけどこれって普通じゃないよね?」
かばん「これ、は……。すっごく仲良くなったらするやつで……」
サーバル「へぇー。じゃあ、あとで私たちもやってみようよ」
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