過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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◆tdNJrUZxQg
[sage]
2017/03/30(木) 02:42:23.28 ID:lOVwawcb0
ルビィ「――おねえちゃーん?どこー?」
居間の方からルビィの声が聞こえてくる。練習が終わって帰ってきたのだろう。
わたくしは書庫を静かに出て、帰宅し姉を呼ぶルビィの元へと向かう。
ダイヤ「ルビィ、おかえりなさい」
ルビィ「あ、お姉ちゃん!ただいま!体調大丈夫?」
ダイヤ「えぇ、先に帰って休んだらから今は元気よ」
ルビィ「そっかぁ、よかったぁ……あのねお姉ちゃんが元気になるようにプリンとスクールアイドルマガジンの最新号が売ってたから買って来たんだけど……」
妹の厚意に思わず頬が緩む
ダイヤ「ふふ、ありがとう。今お茶を淹れてくるから、おやつを頂いてから一緒に読みましょうか」
ルビィ「うん!」
嬉しそうに返事をするルビィ。朝の泣き顔が嘘のような可愛らしい笑顔。
ダイヤ「そういえば……」
ルビィ「ん?」
ダイヤ「今朝の夢のことは頭から離れましたか?」
自分は何故かずっともやもやしていたので、少し心配になる。
ルビィ「あ、うん。……善子ちゃんに話したらついにリトルデーモン4号が真の力に覚醒したのねとかからかわれちゃったよ」
ダイヤ「全く善子さんは……」
あの自称堕天使が嬉しそうにルビィをからかう姿に目に浮かぶ――いや、本人は本気で言ってるのかも?
ルビィ「あ、そういえば……」
ダイヤ「……?」
ルビィ「今朝見た夢のお姉ちゃん――あ、ダイヤお姉ちゃんじゃないお姉ちゃんね――善子ちゃんに似てたような……」
ダイヤ「……なるほど」
ルビィ「お姉ちゃん?何かわかったの?」
今朝、鞠莉さんが言っていた夢のこと『夢は記憶に起因する。』という言葉を思い出して
ダイヤ「夢って身近な人物が結びついて気付かないうちに自然に入れ替わってたりするじゃない」
ルビィ「うん」
ダイヤ「Aqoursのメンバーの中では善子さんは見た目が一番わたくしに似ていますから、夢の中でごちゃごちゃになってしまったのでは?」
ルビィ「あぁ……確かに言われてみればそうかもしれないね」
閑話休題。疑問にもいい感じに落とし処がついたところで
お茶を汲みにお台所へ行こうと立ち上がる。
そのときさっきの見た名前のことを一応ルビィにも尋ねてみようと――
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「ぅゅ?」
ダイヤ「黒澤翡翠……という名前に聞き覚えはありますか……?」
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