過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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20: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 02:50:39.76 ID:lOVwawcb0

いや、それもおかしいですわ。


ダイヤ「もし、翡翠さんに娘がいたとしてもお母様――琥珀さんが本家であるなら、翡翠さんは分家……娘がいても石を授ける理由がないですわ」


個人的に娘に贈っていたとしても、ここに箱があるのは辻褄が合わない。

――ふと鞠莉さんの言っていたことを思い出す


鞠莉『夢って記憶に起因するから、もしかしたら生き別れの姉妹がいるってことなのかも!!』


ダイヤ「まさか……」


いやしかし、それならルビィと揃って、いるはずのない姉妹の夢を見たことにも説明が付く……


ダイヤ「本家に隠された子がいる……?」


そして今日、印象に残った善子さんの持っていたジェダイト

この前ルビィが言っていたこと――


ルビィ『今朝見た夢のお姉ちゃん――あ、ダイヤお姉ちゃんじゃないお姉ちゃんね――善子ちゃんに似てたような……』


ダイヤ「まさか……善子さんが黒澤家の隠し子で実は黒澤ジェダイト……?」


そして翡翠さんは生きていて、隠し子である黒澤ジェダイト――つまり今の善子さんをなんらかの理由で引き取って身を潜めたとか……

そこまで考えて――これ以上考えるのはやめた。


ダイヤ「もし仮にそうだったとしても、これ以上詮索することに意味がありませんわ。事実だとしてもそうじゃなかったとしてもこれ以上探ってもいいことがありませんし……」


これはわたくしの心の片隅だけにしまっておきましょう。

人生はなんだかわからないことがあるくらいが丁度いい、そういうことにして

わたくしは木箱を閉じて、宝物庫を静かに去りました。






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