過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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33: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:06:50.68 ID:lOVwawcb0

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撤収作業も無事終え、それぞれが家路に付く。

ルビィは気疲れもあったためか、少しふらふらとしている。


ダイヤ「ほら、ルビィ……もうちょっとで家に着くから……」

ルビィ「うん……」


疲れて歩みの遅い妹の手をきゅっと握って帰路を進む。

程なくして我が家が見えてくる。


ルビィ「あれ……?」


我が家の前には大柄な人物が仁王立ちで待っていた。


ダイヤ「……お父様?」

ルビィ「も、もしかして……!!」


ルビィの目がキラキラと輝きを取り戻す。

わたくしも少し安心して……さっき自分でも言いましたが、あのお父様が人前でわたくしたちを褒めるなんて考えづらいですものね。

と心の中で改めて安堵する。

家の前で娘たちの帰りを待っていた黒澤の主はわたくしたちの姿を認めると、まっすぐこちらを見据えた。


黒澤父「ダイヤ……ルビィ……」

ダイヤ「お父様、ただいま帰りましたわ。」

ルビィ「お父さん!!ライブどうだった!?」


ルビィが興奮気味にお父様に感想をねだる。

しかし、お父様の目は――酷く冷たかった。


黒様父「ダイヤ、ルビィ」

ダイヤ「はい」

ルビィ「うん!」


黒澤父「……あのグループとはもう関わるな」

ルビィ「……え?」

ダイヤ「はい……?」


予想外の言葉に姉妹揃って固まる。


黒澤父「お前たちも黒澤家の娘だろう。ああいう破廉恥なものにいつまでも熱中しているんじゃない。」

ルビィ「え……?え……?」

黒澤父「わかったな」


お父様が何を言っているのかよくわからなかった。

混乱する頭でわたくしは必死に考える。


ルビィ「ま、待ってよ……!!だって、お父さん……ルビィたちのこと応援してくれて……!!」



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