過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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35: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:10:21.99 ID:lOVwawcb0


ダイヤ「……お父様と話をしてきますわ」

ルビィ「お姉ちゃん……」


理由はどうあれ、こんな一方的なやりかたでは納得がいきません。


ダイヤ「大丈夫……心配しないで……ルビィの――いえ、わたくしたちの大切な居場所はちゃんと守りますから」

ルビィ「うん……」




    *    *    *




胸中、理由はどうあれなどといいましたが……理由はわかっている気がします。

今日のお父様の態度の急変。

今まで何気なく調べていたこと、ライブ中のお父様の様子……それが嫌な形に繋がっていることに背筋が凍る。

それでも……このままにしておくわけにはいかない。ルビィのためにも……そして、わたくし自身のためにも。

お父様は和の香る自室で目を瞑ったまま、胡坐をかいて座っていた。


ダイヤ「お父様……」

黒澤父「……なんだ」


お父様は目を瞑ったままわたくしの声に反応する。

一息……呼吸を整えてからわたくしは問いかけました。


ダイヤ「……何が気懸かりなんですか?」


わずかにお父様の体が揺れた気がしました。


黒澤父「……なんの話だ?」

ダイヤ「……何故お父様は『スクールアイドルを辞めろ』ではなく『あのグループと関わるな』と仰ったのですか?」

黒澤父「……そこまで違いのあることか?」

ダイヤ「……わたくしたちがスクールアイドルを辞めても……Aqoursと関わり続けることそのものに問題があるのではないですか?」

黒澤父「……そこまで深い意味はない。」


ところどころに間のある、重々しい会話。

正直、今でも具体的なことは言いたくなかった。

それでも、このままじゃ事態が膠着するだけだと早々に悟って、その名を切り出した。


ダイヤ「……善子さんが何か関係しているのですか?」


再びの間の後


黒澤父「……誰のことだ」


お父様が答える


ダイヤ「Aqoursのメンバー……黒髪で右側にシニヨン――お団子を作っていた子ですわ」


お父様はわずかに顔を蔭らせ



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